一 十 百 千 万 億 兆 京 ‥‥‥無量大数まで数えて、そこから先も実はまだあります。 華厳経の巻第四十五、阿僧祇品第三十に記されている命数法。 無量大数以下の洛叉(らくしゃ)、倶胝(くてい)、阿庾多(あゆた)、那由他(なゆた) 、頻波羅(びんばら)は省略しております。
FJT製作所が制作した8分1秒の動画。何が凄いって数字の単位が8分間も表示されると言うのが凄くないですか?。
一般常識で数の最大は「無量大数」。ですが、京から無量大数までの間の単位も言えませんし書けません。そんな無量大数から先が長い事長い事。
仏教の中で生み出された単位なのでしょうが、これを全て言える日本のお坊様っていらっしゃるのでしょうか?。逆に、お坊様の世界では常識なのでしょうか?。
あまりに単位が大きすぎて、そっちの方へ思考回路が回ってしましました。煩悩が深いとそんな考え方をしてしまうのでしょうね。
8分もの間、見慣れない漢字を見終え、最後の、
「無限まではまだ遠い」
というメッセージには制作者のセンスの良さを感じます。嫌な事があった夜、悲しい事があった夜に見れば、心が幾らか楽になるような気もしました。