【掛掃晴娘】てるてる坊主のルーツと本当のやり方【悲しい伝説】

てるてる坊主20150611-00

全国的に梅雨入りしましたね。

この季節になると、お休みの前の夜、

てるてる坊主を吊るしたりしませんか?。

晴れを願って作るてるてる坊主の本当のやり方があったのです。

そして、てるてる坊主には悲しいお話も宿っていました。

さて、その悲しいお話とは?。

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中国のてるてる坊主は女の子

てるてる坊主は中国から伝わったという説があります。それも女の子だったと言うのです。そんなてるてる坊主の起源は掛掃晴娘(グアサオチンニャン)と呼ばれる箒(ほうき)を持った女の子の切り紙。中国ではこの切り紙を門に掛けて晴れを祈願します。そんな掛掃晴娘(グアサオチンニャン)の裏側には悲しいお話がありました。

晴娘(チンニャン)の悲しいお話

昔、北京に晴娘(チンニャン)という美しい娘が住んでいました。賢く気立てが良く、切り紙が得意な晴娘の切り紙は、皇宮の后妃や公主たちが人を遣わせて買い求めるほどの人気ぶりでした。今でいうところの大ヒット商品だったのです。

ある年の六月、北京をこれまでに無い大雨が襲います。雨はいつまでも降り続き、一向に止む気配はありません。

雨の猛威は北京を襲い、水害を恐れた街の人々はそれぞれ雨が止むよう御呪いや神様に祈願しましたが何の効き目もありませんでした。

晴娘も屋根の上で天に向かい雨が止むよう祈願したところ、天からのお告げが。それは彼女にとって過酷な内容でした。

東海龍王の妃になる事。

それに従わなければ北京を水没される。

お告げは北京の人々のために生贄になれという意味。我が身も顧みず晴娘は、

「命に従って天に昇ります。」

とお告げを承諾しました。その瞬間、一陣の風が晴娘を連れ去ってしまいました。そして、雨は上がり人々は水害から救われたのでした。

以来、六月に雨が降り続くと、若い娘たちに命じて箒(ほうき)を持った女の子の切り紙を作らせ門に掛ける事が風習となったという。

これが『掛掃晴娘(グアサオニャン)』の悲しいお話です。

本当は怖い!童謡「てるてる坊主」3番の歌詞

てるてる坊主~♪

てる坊主~♪

あした天気にしておくれ~♪

あまりにも有名な童謡「てるてる坊主」の歌詞の一部です。

さて、どんな歌詞だったか覚えてますか?。

もしかして、2番までしか覚えてませんか?。

もし、3番の歌詞を知っているのなら・・・・。

この「てるてる坊主」は当初4番まであったそうです。

幻の1番の歌詞

「もしも曇って泣いたなら

空を眺めてみんな泣こう」

という歌詞だったそうですが、後に削除されたそうです。

問題の3番の歌詞

現在の1番と2番はみなさんご存知でしょうから省略します。

問題の3番の歌詞は、

「それでも曇って泣いたなら

そなたの首をチョンと切るぞ」

なのです。

なんあだか聞いたような記憶もあるような無いような・・・。

昔は普通に歌ってましたっけ?。

いづれにせよ、今では絶対無理な歌詞ですよね。

なんたって童謡なのですから。

てるてる坊主の本当のやり方

てるてる坊主はおまじないの一種です。

そしておまじないの基本は能力主義。

出来ればオッケー、出来なければ罰ゲーム。

緩い平成の時代なら罰ゲームで済みますが、

昔の「出来なければ」は即刻、『死』を意味します。

本来のてるてる坊主は、左目を書きません。

達磨さんと同じですねwww。

空が晴れて天気になった時、

初めて残った目を書き入れ、

お神酒をお供えします。

その後、川に流すことで全て終了です。

ただし、晴れなかった場合は3番の歌詞のとおりに・・・・。

まとめ

梅雨のシーズンになると誰しもが一度は作った経験のあるてるてる坊主。

深く掘り込んでいくと色々な事が見えて来ました。

今年は調べた事を意識しつつ、

てるてる坊主をやってみようと思いますwww。

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